単行本『アメリカの竹竿職人たち

阪東幸成

1999年10月発行 

A5判(210×148ミリ)416ページ 並製本

表紙2色 本文2色/4色

本体価格3,800円


アメリカのバンブー・ロッド・ビルダーたち14人のロッドと人となりを見事にとらえた文そして写真。368ページにわたってビルダーたちの工房、製作シーンなどを紹介しています。また各ビルダーの作例全29本をカラーページに収録しています。これほど広範囲にビルダーを取材した例はアメリカでも見あたりません。この『アメリカの竹竿職人たち』を読むことで、それぞれのビルダーたちの強烈な個性、アメリカのバンブー・ロッドの歴史、その懐の深さを知ることができるでしょう。


目次

第一章 頑固な男たち

  ボブ・サマーズ Bob Summers ヤング生まれ、ディッカーソン育ち

  ゲーリー・ハウエルズ Gary Howells 生きた伝説

第二章 レナード神話

  マーク・アロナー Marc Aroner スーパー・モデル

  ウォルト・カーペンター Walt Carpenter バンブー・ロッドは癌を治さない

  ロン・キューシー Ron Kusse セントラルバレーの残党

第三章 ミシガンの巨星たち

  ジム・シャーフ Jim Schaaf メタルマン

  タッド・ヤング Todd Young ヤングの末裔 

第四章 師匠と弟子

  ホギー・カーマイケル Hoagy Carmichael ブロードウェイとバンブー・ロッド

  ダリル・ホワイトヘッド Daryll Whitehead ノースウエスト・バンブー・ロッド塾

第五章 大いなる野望

  トーマス・ドルシー Thomas Dorsey 二人のトーマス

第六章 生きつづける伝統 

  グレン・ブラケット Glenn Brackett 名のない名工

第七章 この世に生きている竿

  マイク・クラーク Mike Clark アニタ・レイの呼び声

第八章 バンブーロッドに未来はあるか

  マリオ・ウジニッキ Mario Wojnicki 野菜としてのバンブー・ロッド

  ペア・ブランディン Per Brandin 四角四面も悪くない

アメリカの竹竿職人たちのロッド全29本作例一覧

アメリカの竹竿職人たち/1999年8月現在の工房所在地

参考文献/あとがき


一本のバンブー・ロッドが欲しい、と思ったのが事の始まりだった。西にビルダーがいると聞けば飛んでいき、東にいると聞けば駆けつけたぼくを待っていたのは、美しくも機能的な数々の名竿であり、同時にアメリカにおけるフライフィッシングの歴史だった。(本文より)


『アメリカの竹竿職人たち』本文ページの一部。

    

      

多くのビルダーを訪問して、あらゆる世界でそうであるように、真摯に生きている人物はいい仕事をしているという単純な発見があった。生きる方法としてバンブー・ロッド・ビルダーという職業を選びながらも、バンブー・ロッド・ビルディングに対する各々のスタンスはずいぶんと違う。細かい作業と労の多いバンブー・ロッド・ビルディングは、殊に作り手の生き方がそのままストレートに製作物に顕れる仕事である。(本文より)


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